Wednesday, October 03, 2018 10:38 AM

同性パートナーの査証停止 米、駐在外交官らが対象

 米国務省は2日、米国に駐在する外交官らの同性パートナーに認められていた査証(ビザ)の発給を停止する方針を明らかにした。新たな措置は1日から適用された。100以上の家族に影響が生じる恐れがあるという。

 外交官らの同性パートナーを異性の夫婦と同等と位置付けたオバマ前政権からの方針転換。性的少数者(LGBT)の権利容認の流れに逆行するとの批判が出そうだ。

 国務省によると、国際機関に勤務する職員らの同性パートナーに発給されていたG4ビザを停止する。新方針下では同行家族査証を得るためには合法的に結婚したことを示す証明書を提出する必要がある。既に査証を得ている同性パートナーも、年末までに結婚証明書を提示しなくてはならない。適正な証明書を提出できなければ、出国を迫られる恐れもある。(共同)