Thursday, October 04, 2018 10:52 AM

新ミサイル、ロシアに説明要求 INF条約違反とNATO

 北大西洋条約機構(NATO)はブリュッセルで4日、国防相理事会を続開し、ロシアによる新たな地上発射型巡航ミサイル開発について、中距離核戦力(INF)廃棄条約に基づき内容を説明するようロシア側に求めるとともに、対応を協議した。

 ストルテンベルグ事務総長は3日、記者団に対し、ロシアはこれまで同ミサイルの存在自体は認めたものの、それ以外のNATO側の照会には応じていないと説明。その上で「INF廃棄条約に違反している」とみるのが最も妥当だと述べた。

 「9M729」と呼ばれる同ミサイルの開発について、事務総長は「われわれの懸念はかなり深刻だ」と強調した。(共同)