Friday, October 05, 2018 11:00 AM

米国務長官、7日に平壌入り 終戦宣言、日本と協議も

 ポンペオ米国務長官は6日、米朝首脳再会談の日程などを詰めるため訪朝するのに合わせ、来日する。非核化実現まで制裁を維持する方針を河野太郎外相らと確認した上で7日に平壌入りし、首脳再会談の時期や場所を決めたい意向だ。北朝鮮が求める朝鮮戦争の終戦宣言について韓国と中国が意欲を示す中、宣言に慎重な日本側と意見をすり合わせる考えとみられる。

 国務省のナウアート報道官は2日、終戦宣言の扱いを巡って日韓両国と「緊密に連携している」と強調。ポンペオ氏は3日の記者会見で、終戦宣言への姿勢を問われたが「コメントするつもりはない」と含みを持たせた。

 6月の米朝首脳会談後、非核化交渉が難航する中、トランプ大統領と金正恩朝鮮労働党委員長はトップ会談での局面打開に意欲を見せている。北朝鮮が非核化の具体的な措置を約束する代わりに、米側が一定の条件付きで終戦宣言に応じるとの観測が広がりつつある。(共同)