Friday, August 26, 2016 10:23 AM

パスタ食べて、被災地救え 700店が支援に賛同

 イタリア中部の地震を受け、最大被災地アマトリーチェが発祥のパスタ料理「アマトリチャーナ」をレストランで食べ、客と店が計2ユーロ(約230円)を被災地支援のために寄付する活動が広がっている。イタリア人のフードブロガーがフェイスブックで呼び掛け、26日までに国内のレストラン約700店が賛同したという。

 石造りの古い建物が多い山あいの町アマトリーチェは、地震で壊滅的な被害を受けた。今週末には、トマトと羊のチーズ、豚頬肉の塩漬けを用いた伝統料理アマトリチャーナを堪能できる毎年恒例の祭りが開催される予定で、住民や観光客らが心待ちにしている中での惨事だった。

 支援活動は、フードブロガーのパオロ・カンパーナさんが発案。全国の飲食店でアマトリチャーナを提供し、客と店側がそれぞれ1ユーロずつ寄付する企画を提案し、協力を求めた。(共同)