Tuesday, October 09, 2018 12:02 PM
「文大統領と共に努力」 首相、日韓発展へ決意
安倍晋三首相は9日、東京都内で開かれた日韓共同宣言20周年を記念するシンポジウムであいさつし、日韓両国に懸案があることを認めつつ「関係発展のために文在寅大統領と共に努力していきたい」と決意を表明した。北朝鮮の拉致、核、ミサイル問題への対応を重視し、韓国と連携する立場を改めて打ち出した格好だ。
首相は慰安婦問題をはじめとする歴史認識や島根県・竹島(韓国名・独島)を巡る領有権争いなどを念頭に「日韓は隣国であるが故に難しい問題が存在する」と指摘。その上で「政治のリーダーシップによる大きな決断が必要だ」と強調した。
同じシンポジウムで自民党の高村正彦前副総裁が講演し、1998年に当時の小渕恵三首相と金大中大統領が共同宣言に署名した意義について「これで日韓関係は大きく飛躍した。卓越した指導者のたまものであり、2人がいたからこそできた」と評価した。(共同)
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