Tuesday, October 09, 2018 12:04 PM

貿易摩擦への対応策協議 G20、11日からバリ島で

 日米欧と新興国の20カ国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議が11、12日、インドネシア・バリ島のヌサドゥアで開かれる。米中を中心に貿易摩擦が激化し、世界経済の下振れリスクが顕在化しつつある中、対立緩和へ向けた対応が主要議題となる。

 米中間の貿易摩擦は報復合戦の様相を呈しており、国際通貨基金(IMF)は、2019年の世界経済見通しで、世界全体の実質経済成長率を7月予想から0.2ポイント引き下げた。IMFは貿易摩擦を「主要な脅威」と位置付け、早期解決を求めている。

 貿易摩擦の影響は投資行動やサプライチェーン(部品の調達・供給網)など広範に及ぶ可能性があり、G20では世界経済に及ぼす影響を幅広く議論する。(共同)