Friday, August 26, 2016 5:49 PM

航空機で大型台風観測へ 名古屋大など、来年から

 大型台風の勢力を予測する精度を上げ、防災に役立てようと、名古屋大や琉球大などが航空機を使った観測を始める。2020年までに4、5回飛行する方針。本格的な観測は来年からで、今年は使用する受信機などの製作に着手する。

 名古屋大の坪木和久教授(気象学)は「温暖化が進めば将来、スーパー台風が来る恐れがある。しっかりした防災計画が立てられる環境を整備したい」と意気込む。

 台風の勢力は中心気圧と風速で示される。航空機による観測は戦後、米軍が行ってきたが、気象衛星を使った予測技術の向上で1987年に終了した。(共同)