Wednesday, October 17, 2018 10:00 AM

BMW、第2世代の自動運転システム計画

 BMWは、自動運転車開発部門「アイネクスト(iNext)」から同社初の自動運転システムを発表する予定だが、すでに次世代システムの計画も進めており、他メーカーの参加も歓迎している。

 オートモーティブ・ニュースによると、クラウス・ フローリッヒ開発責任者は「自動車業界はこの技術への挑戦に目を向けており、各メーカーが選択肢を検討している」と話す。BMWは21年までに新しい自動運転プラットフォームを投入するため、FCA、マグナ・インターナショナル、インテル、モービルアイと協力し、さまざまな段階の自動運転機能が提供できる拡張性あるシステムの開発を目指している。

 フローリッヒ氏は「たくさんの企業が関心を示しているが、第1世代の自動運転システムに関してはもう遅すぎる。いかに難しいか気づき始めており、せめて第2世代の開発に関われるよう、われわれにアプローチしている」とし、第2世代が市場に登場するのは24年ごろになるという。

 BMWはまた、自動運転技術の開発コストとリスクを分担し、訴訟から身を守るためために業界全体のアライアンス(連合)を結成することも各社と話し合っている。フローリッヒ氏は、元BMW幹部でVWグループのヘルベルト・ディースCEOがコスト抑制に気を配っていることに触れ、「当社にアプローチしてくる可能性はある」と述べた。