Monday, October 22, 2018 10:11 AM

フェイスブックに初の指導 不正流出で説明不十分

 交流サイト大手フェイスブック(FB)で個人データの不正流出が相次いだ問題で、政府の個人情報保護委員会は22日、FBに再発防止策の徹底などを求める行政指導を行った。利用者に対して十分な説明をせず個人情報がFB側に送られたり、第三者に不正提供されたりした点を問題視した。国内でのFBへの行政指導は初めて。

 個人情報委によると、FBが提供する「いいね!」ボタンを設けた外部サイトを閲覧した際、ボタンを押さなくても利用者情報が自動的にFB側に送られていたという。

 また、英国の研究者がFBに設置したアプリを通じて最大8700万人分の個人データを収集し、英データ分析会社と共有していた問題が今春に発覚。データは2016年の米大統領選で、トランプ陣営が選挙対策などに使用したとされる。(共同)