Tuesday, October 23, 2018 10:48 AM

運転士が制御システム切る 動力系統に問題と供述

 18人が死亡した台湾北東部宜蘭県の特急列車脱線事故で、宜蘭県の裁判所の報道官は23日、「列車の動力系統に問題があり、列車自動制御保護システム(ATP)を切った」と運転士が述べたと明らかにした。

 台湾メディアは、運行主体の台湾鉄路管理局が、動力系統の異常を走行中に認識、現場前後の駅に停車し、車両を修理・交換する計画だったと伝えた。運転士の過失の有無とともに、車両の不具合と速度超過の関係も焦点になりそうだ。

 運転士は22日夜、検察当局が業務上過失致死容疑で勾留を請求した際の裁判所の審査でATP停止を説明したという。23日朝、保釈金50万台湾元(約180万円)を支払い保釈された。(共同)