Tuesday, October 23, 2018 10:51 AM
記者死亡は「計画的殺人」 サウジ説明を全面否定
トルコのエルドアン大統領は23日、サウジアラビア政府を批判してきたサウジ人記者ジャマル・カショギ氏が死亡した事件について、計画的な殺人だったと指摘し、偶発的な格闘の末に死亡したとするサウジ側の見解を全面否定した。また、情報要員や治安要員に責任を負わせるだけではわれわれも国際社会も納得しないと述べ、サウジ側に指揮系統を解明するよう要求した。首都アンカラの国会での演説で語った。
エルドアン氏は殺害の証拠もあるとしたが、具体的な言及はなかった。サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子の関与に踏み込まなかったが、地位の高さにかかわらず事件の首謀者らを明らかにする必要があると述べ、サウジ指導部への圧力を強めた。サウジが拘束した容疑者18人はトルコで裁かれるべきだとした。
カショギ氏がトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で行方不明となって23日で3週間。エルドアン氏が事件の詳細を語ったのは初めて。サウジは国際社会の不信感払拭へ対応を迫られる。(共同)
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