Friday, October 26, 2018 10:08 AM
中国もイラン原油削減か 11月の米制裁再開控え
ウォールストリート・ジャーナル電子版は25日、イラン産原油の世界最大の輸入国である中国が輸入を減らし始めたと報じた。中国は米国の禁輸要請を拒否していたが、米国が11月5日にイラン制裁第2弾を再発動する前に協力に転じた可能性がある。イラン経済にとっては大きな打撃となりそうだ。
米国は制裁再開前にイラン産原油の輸入を停止するよう各国に要求。他の大口輸入国であるインドやトルコは依然として禁輸に慎重な姿勢を示しているが、米国の制裁を恐れて一定の削減に応じるとみられている。
同紙によると、国有大手の中国石油天然ガス集団(CNPC)と中国石油化工集団(シノペック)は11月にイランからの原油積み荷を予約していない。中国の対イラン貿易の決済を手がけてきたCNPC系列の崑崙銀行はイラン側に、11月4日の期限までに取引をやめると伝えたという。(共同)
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