Monday, October 29, 2018 10:02 AM
メルケル氏、党首退任へ 独地方選の連敗受け引責
ドイツ西部ヘッセン州で28日行われた州議会選は即日開票された。選管の暫定最終結果では、保守与党キリスト教民主同盟(CDU)の得票率は27.0%と、2013年の前回州議会選から約11ポイント減り、半世紀ぶりの低水準になった。メルケル首相は結果を受けてベルリンで記者会見し、敗北の責任を取って12月のCDUの党首選に出馬しないことを表明した。
メルケル氏は「(2021年までの)残りの首相任期は務める用意がある」と述べ、首相には留任する考えを示した。任期満了後は政治的役職に就かない意向も明らかにした。
難民政策で揺れるメルケル政権への批判が直撃した形。与党は14日の南部バイエルン州議会選と同様、第1党を維持しつつ議席多数を失った。メルケル氏は党首再選を目指していたが、党首を辞めれば政権内での求心力低下は確実だ。(共同)
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