Wednesday, October 31, 2018 10:47 AM

消費税10%超「検討せず」 首相、生涯現役へ来夏計画

 安倍晋三首相は31日、参院本会議での代表質問で、来年10月に消費税率を10%へ引き上げた後のさらなる増税について「検討していない」と表明した。飲食料品などの税率を8%に据え置く軽減税率の対象品の見直しも否定した。高齢者が就業機会を確保できる生涯現役社会に向け、来夏までに実行計画を決定すると強調した。

 代表質問は衆参両院の3日間の日程を終え、11月1日から衆院予算委員会で首相らが出席して与野党論戦が始まる。

 消費税について日本維新の会の片山虎之助氏は「国民の懸念は10%からどれだけ上がるかだ。長期政権なら答えを出すべきだ」と首相をただした。軽減税率も「逆進性対策にならないのが定説だ」と主張した。(共同)