Friday, November 02, 2018 9:52 AM

制裁可否に数週間必要 米、サウジ記者殺害で

 米国在住だったサウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏殺害事件で、ポンペオ米国務長官は1日、ミズーリ州のラジオ局のインタビューで、計画的な殺害を認めたサウジへの対応措置について「制裁を科すのに十分な証拠を得るのに数週間はかかるだろう」と慎重な見方を示した。

 国務省のパラディーノ副報道官は1日の記者会見で「遺体は速やかに家族の元に返されるべきだ」と述べ、サウジ政府に対応を要求した。

 トルコ当局によると、イスタンブールのサウジ総領事館でサウジ側の人物がカショギ氏を殺害、遺体を切断の上、処分した。トルコ側はサウジに対して、遺体の所在や処理に関わった協力者の特定を求めている。(共同)