Monday, November 05, 2018 9:31 AM

民主、下院奪還へ優勢 共和追い上げ、好況訴え

 トランプ政権への審判となる中間選挙を6日に控え、ワシントン・ポスト紙とABCテレビは4日、登録有権者のうち50%が下院選で野党民主党に投票すると答え、与党共和党の43%を上回ったとする終盤の世論調査結果を発表した。民主党が下院の過半数奪還に向け優勢を保つが、追い上げる共和党が好調な経済や不法移民への懸念を訴え勢いづく余地はあると分析した。投票は日本時間の6日夜始まる。

 上下両院で共和党の多数派維持を狙うトランプ大統領は選挙前最後の日曜日の4日、ジョージア州とテネシー州で遊説し、大型減税の成果を誇示。「私たちが築いた繁栄が続くかが選挙にかかっている」と強調した。

 4日に大統領選初勝利から10年となったオバマ前大統領はインディアナ州で演説し、トランプ氏の減税策は「億万長者の友人のためだ」と非難。「投票で変化を起こそう」と述べ、民主党への支持を訴えた。(共同)