Tuesday, November 06, 2018 9:16 AM

加州企業、マイクロ波の均等化技術開発

 カリフォルニア州バークリーの新興企業ヤング・センチュリー・マイクロ・テック(Young Century Micro Tech)は、マイクロ波電力を均等化する新技術を発表した。エネルギーや林業、農業、医療、家電といった分野でエネルギー効率を高められる可能性がある。

 同社のプレスリリースによると、同技術は、マイクロ波を均質に分散して放射することでマイクロ波の効果的な使用を可能にする。

 たとえば、同技術を家庭用や業務用の電子レンジで使えば、従来の電子レンジよりも均質かつすばやく加熱でき、金属類にマイクロ波が照射されても火花を散らすことがない。

 エネルギー業界では、石炭を乾燥するのにマイクロ波が使われている。効果の高いマイクロ波技術を使うことで、適切に乾燥されて石炭の燃焼効率が高まるだけでなく、二酸化硫黄や亜酸化窒素といった環境汚染物質の排出量が減り、コスト削減につながる。

 林業では、木材の乾燥にかかる時間を短縮し、圧縮作業の効果を高めることができる。農業では、土壌の殺菌のほか、収穫した果物やナッツ類の乾燥にマイクロ波が使われている。

 さらに、医療分野でも、生物廃棄物や医療機器の消毒目的でマイクロ波が使われている。

 同技術は、ヤング・センチュリー・マイクロ・テックが韓国で開発した。マイクロ波を使った殺菌&乾燥システムは、有害の化学物質を使わないため環境にやさしい、と同社は説明している。