Tuesday, November 06, 2018 9:40 AM

沖縄と国、辺野古で協議へ 玉城、菅両氏が合意

 沖縄県の玉城デニー知事は6日、菅義偉官房長官と首相官邸で会談し、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、謝花喜一郎副知事と杉田和博官房副長官による協議を開始することで合意した。玉城氏が記者団に明らかにした。ただ、菅氏は工事を続行する方針を伝達したのに対し、玉城氏も移設反対を改めて表明した。協議の期間も1カ月程度を想定するため、両者の溝が埋まるかどうかは不透明だ。

 玉城氏は知事就任を受け、先月12日に菅氏と会談していた。安倍晋三首相との面会も求めていたが、実現しなかった。

 玉城氏によると、この日の会談では「このまま司法に進むのではなく、対話によって何らかの策を講じることができるのではないか」と言及した上で「せめて1カ月間、話をする時間と場を設けてほしい」と要請した。協議の間、工事を中止することも求めた。(共同)