Tuesday, August 30, 2016 10:05 AM

有権者情報にサイバー攻撃 ロシア関与か、FBI捜査

 イリノイ州とアリゾナ州の有権者情報を登録したデータベースがサイバー攻撃の標的になっていたことが29日、米連邦捜査局(FBI)の調査で分かった。FBIは他州でも被害がないか調べている。米主要メディアが伝えた。

 ロイター通信によると、サイバー攻撃の実行犯は特定されていないが、情報機関当局者はロシア政府と関係があるとみられるハッカー組織が大統領選の妨害を図る可能性があると懸念している。

 データベースには有権者の氏名や住所、運転免許証の情報や所属政党などが含まれるが、投票行為そのものが操作されることにはならないという。イリノイ州のデータベースからは20万人に上る個人情報が、アリゾナ州では選挙関係の職員1人のパスワードが盗まれた。(共同)