Thursday, November 15, 2018 9:25 AM

女性だけのレース発足 F1出場を目標に育成

 来年5月から全マシンを女性が操るレース「Wシリーズ」が発足する。1976年を最後に自動車のF1シリーズの決勝に出場していない女性ドライバーの復活が目標だ。欧州で全6戦を18〜20台で争い、総合王者は50万ドル(約5700万円)を獲得。F1で通算13勝のデービッド・クルサード氏、設計者として評価の高いエイドリアン・ニューウィー氏が育成を支援する。

 主催者は声明で「女性はモータースポーツで男性と対等に戦えるという確固たる信念がある」と断った上で「女性だけのシリーズは女性のさらなる参加を促すために必要不可欠」とした。

 ただ男子と同じレースに女子が参戦してきた歴史があることから女性に絞ったシリーズには「後退」との意見もある。伝統のインディアナポリス500マイル(インディ500)を何度も走っている女性ドライバー、ピッパ・マン(英国)はツイッターで「女性レーサーをサポートするのとは逆に隔離することを選択している」と批判した。(共同)