Thursday, November 15, 2018 9:27 AM

中国の不拡散対応を非難 米高官、イランにミサイル

 フォード米国務次官補(国際安全保障・不拡散担当)は14日、ワシントンで講演した。イランが現在も中国人ブローカーを通じて弾道ミサイル技術を取得していると述べ、中国が拡散を防ぐ対応を「ほとんど取っていない」と非難、イランへの協力者には積極的に制裁を科すと警告した。

 5日に対イラン制裁を全面再開したばかりのトランプ政権はイランを孤立させ、ミサイル開発の制限を含む新たな交渉に持ち込みたい考え。イランの主要な貿易相手で、一方的な制裁に反対する中国が関与する形でミサイル開発が進む状況に神経をとがらせているもようだ。

 フォード氏は講演で、米政府はイランのミサイルや核兵器、化学兵器の開発につながる恐れがある取引を監視し、阻止する努力を惜しまないと強調した。(共同)