Thursday, November 15, 2018 9:28 AM
米、アジア外交仕切り直し 日豪と連携、中国に対抗
トランプ政権がアジア外交の仕切り直しを図っている。ペンス副大統領は新たなインフラ支援策を手土産にインド太平洋諸国を歴訪。日本やオーストラリアと連携して「自由で開かれた地域」の理念を前面に打ち出し、中国への対抗姿勢を鮮明にしている。
「インド太平洋に帝国の居場所はない」。ペンス氏は15日、シンガポールで開かれた米国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の首脳会議で、国家主導の中国型関与を批判し、民間部門への支援を中心とした米国型への賛同を訴えた。
トランプ政権はインド太平洋戦略を掲げるが、オバマ前政権のアジア重視戦略と比べて名ばかりで不透明との指摘があった。トランプ大統領が東アジアサミットなどの欠席を決めたことで、「米国不在」に拍車が掛かる懸念もあった。(共同)
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