Wednesday, November 21, 2018 9:25 AM

「殺害指令者の解明を」 サウジ記者事件でトルコ

 トルコのチャブシオール外相は20日、サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏の殺害を「誰が指令したか解明されなければならない」と述べ、事件の真相究明を求める姿勢を改めて示した。訪問先の米国でポンペオ米国務長官と会談後の記者会見で語った。アナトリア通信などが伝えた。

 チャブシオール氏はサウジ当局の捜査姿勢に不満も表明、国連に調査を求める可能性も示した。最新の捜査情報を米国と共有したとも述べた。

 また、2016年のトルコのクーデター未遂事件でトルコ当局が首謀者と断定した在米イスラム指導者ギュレン師の組織メンバー84人の身柄引き渡しを、ポンペオ氏らに求めたと語った。トルコはギュレン師の送還を求めてきたが、米国は応じていない。(共同)