Tuesday, August 30, 2016 5:49 PM

拳銃2丁、男の説得続く 発砲現場近くの住宅街

 和歌山市の建設会社で従業員4人が撃たれ死傷した事件で、和歌山県警は31日未明から、拳銃2丁を持ったまま会社近くの住宅の敷地に逃げ込んだ溝畑泰秀容疑者(45)=殺人容疑などで指名手配=に投降するよう説得を続けた。

 県警は住宅街の一角を封鎖し、住民に施錠して外に出ないように指示。溝畑容疑者は捜査員の話に応じており、落ち着いた様子という。一時、うち1丁を自分に向けていたが、人質やけが人はいない。

 溝畑容疑者は建設会社代表取締役の次男で元従業員。事件後、行方が分からなくなっていたが、30日午後9時10分ごろ、会社近くの路上で「溝畑容疑者がいる」と住民から110番があり、警察官が自転車に乗っている同容疑者を発見した。(共同)