Tuesday, December 04, 2018 9:51 AM

住宅ローン減税3年延長へ 自動車税下げ1000億円案

 政府と与党は4日、2019年度税制改正で住宅ローン減税を受けられる期間を現在の10年間から3年延長し、13年間とする方向で最終調整に入った。19年10月に消費税率を10%へ引き上げた後の住宅販売を下支えする。車の持ち主が毎年納める自動車税を19年10月の購入者から順次引き下げ、減税額を1000億円規模とする案も検討し、景気の冷え込みを防ぐ。

 ただ、自動車税を課す都道府県の税収減をカバーする財源のめどは立っておらず、減税幅を巡り攻防が続きそうだ。

 現行の住宅ローン減税は年50万円を上限に、借入残高の1%を所得税などから10年間差し引ける。消費税10%で住宅を購入すると、当初10年間はこの減税を受ける。(共同)