Tuesday, December 04, 2018 9:53 AM

ウィキリークス接点に照準 ロシア疑惑捜査、側近ら抵抗

 米大統領選にロシアが介入した疑惑の捜査を進めるモラー特別検察官は、民主党のメールを暴露した内部告発サイト「ウィキリークス」とトランプ大統領側近らの接点に照準を合わせている。捜査班は側近らのメールを入手し追及を強めるが、側近らは関与を否定。トランプ氏はモラー氏を公然と攻撃し、側近の抵抗を支援する。

 中間選挙で下院多数派を奪った民主党は来年1月開会の新議会で疑惑を徹底調査する構え。モラー氏は議会の動きをにらみつつ、真相解明を進める方針とみられる。

 捜査班が重点的に調べているのはトランプ氏の旧友で選対元幹部のロジャー・ストーン氏。ウィキリークスのメール暴露計画を事前に知っていた疑いがあり、捜査班は陣営とウィキリークスの「パイプ役」とみる。(共同)