Wednesday, December 05, 2018 9:13 AM

ラグビー、自転車も変更 五輪の暑さ対策で競技時間

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は5日、五輪の暑さ対策として、ラグビー7人制と自転車マウンテンバイクの競技時間を変更すると発表した。注目のマラソンはスタート時刻を1時間前倒しして午前6時とする方向で最終調整しており、国際陸上競技連盟の手続きを待って年内に確定する見通し。

 組織委の森喜朗会長は5日の国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会との合同会議後に記者会見し、経緯を説明した。午前からと夕方からの2部制で実施するラグビー7人制は、現計画で午後1時半から2時としている午前の部の終了時刻を、正午に繰り上げる。開始は全ての日で午前9時に前倒しする。

 一方、自転車マウンテンバイクは開始を1時間遅らせて午後3時とする。終了は5時。いずれも、消耗の激しい競技で、熱中症の危険性が高まり、暑さがピークとなる時間帯を避ける狙いがある。IOCの作業チームから医学的な観点から競技時間変更の必要性を指摘されていた。(共同)