Wednesday, December 05, 2018 9:14 AM

移民集団3000人不明に メキシコ、米へ不法越境か

 米国と国境を接するメキシコ北西部ティフアナ市当局は4日までに、滞在していた移民集団(キャラバン)約6000人のうち約3000人の行方が分からなくなったと明らかにした。ティフアナ以外の国境地帯でも移民が米国に不法入国し当局に拘束されたとの情報が相次いでおり、個別行動で違法越境を試みる動きがさらに広がる可能性がある。

 移民集団の動きを受け、米国防総省は4日、マティス国防長官が15日までだったメキシコ国境への米軍派遣期間を来年1月31日まで延長することを承認したと発表した。米兵は国境警備要員の輸送や医療支援、バリケード設置などを担っており、AP通信によると、現在の約5400人から4000人程度に減らす。

 メキシコの一部メディアによると、約400人が3日、メキシコ北部シウダフアレスから国境を越えてエルパソに入り当局に投降した。(共同)