Wednesday, December 05, 2018 9:18 AM

皇太子関与「疑いない」 トルコで側近に逮捕状

 米中央情報局(CIA)のハスペル長官は4日、米国在住だったサウジアラビア人記者カショギ氏の殺害事件について、上院指導部の議員らに非公開で説明した。終了後、議員らはサウジのムハンマド皇太子が関与していたことに「疑いはない」などと語り、トランプ政権に武器禁輸などの強い対応を求めた。

 一方、トルコの裁判所は5日、サウジのサウド・カハタニ元王室顧問とアハメド・アシリ元情報機関高官の逮捕状を出した。アナトリア通信などが伝えた。2人はムハンマド皇太子の側近。

 CIAは皇太子が殺害を命じたと結論付けたと伝えられているが、トランプ政権は「決定的な証拠はない」(マティス国防長官)として、軍事面を含む協力を進める構えを変えていない。(共同)