Wednesday, December 05, 2018 9:19 AM

宇宙、サイバー重点投資 新大綱、与党はF35B了承

 政府は5日、有識者による「安全保障と防衛力に関する懇談会」(座長・三村明夫日本商工会議所会頭)の会合を首相官邸で開いた。年内に策定する新たな防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」に、宇宙やサイバー、電磁波といった新たな領域や、最先端の防衛技術に「重点投資する」との方針を明記した「要素案」を示した。

 自民、公明両党は大綱や次期中期防衛力整備計画(中期防)を巡るワーキングチーム(WT)の会合を国会内で開き、最新鋭ステルス戦闘機F35Bを新規に導入するとの政府方針を了承した。あわせてF35Aも調達する。

 B型は空母の艦載機仕様とされる。海上自衛隊の護衛艦「いずも」の改修による事実上の空母化に関しては、さらに政府の説明が必要だとして継続協議となった。(共同)