Tuesday, December 11, 2018 9:15 AM

プレミアで再び人種差別 英メディアに問題提起も

 サッカーのイングランド・プレミアリーグで、マンチェスター・シティーのFWスターリングが8日のチェルシー戦で客席から人種差別的なやじを浴びた。2日のアーセナル-トットナムで黒人選手にバナナの皮が投げ込まれたのに続き、サポーターによる差別的な言動が物議を醸している。

 2日の試合でアーセナルのガボン代表FWオバメヤンに向かってバナナの皮を投げたファンは、英紙サンに「地面に落ちていたので何も考えずに投げた」と釈明したが、トットナムは永久入場禁止の処分を科した。

 8日の試合中に最前列のファンから激しい罵声を浴びたスターリングはインスタグラムに「もう笑うしかなかった」とつづり、新聞による黒人選手の取り上げ方が差別を助長しているとも訴えた。ジャマイカ出身のスターリング自身も右脚に銃のタトゥーを入れたことをはじめ、派手な私生活を含めてたびたびバッシングされてきた。(共同)