Tuesday, December 11, 2018 9:18 AM

生誕100年で首都に銅像 ソルジェニーツィン氏

 強制収容所の実態を暴くなどソ連体制の非人道性を告発する作品を書きノーベル文学賞を受賞したロシアの作家、故ソルジェニーツィン氏(1918〜2008年)の生誕100年を記念して11日、モスクワ市内に同氏の銅像が設置された。

 除幕式にはプーチン大統領も出席し「彼は本当のロシアと、何百万人もの人々を苦しめた全体主義体制を明確に区別していた」と述べ、若い世代が作品を読み続けることの重要性を訴えた。

 記念日直前には、モスクワのボリショイ劇場別館でソルジェニーツィン氏が自らの収容所体験を描いた「イワン・デニーソヴィチの一日」のオペラの初演も行われた。(共同)