Wednesday, December 12, 2018 10:07 AM

トランプ氏、手心を示唆 華為副会長捜査で硬軟

 中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の副会長兼最高財務責任者(CFO)、孟晩舟容疑者が拘束された事件は11日、カナダが容疑者の保釈を認めたことで、焦点は逮捕状を取った米国への身柄引き渡しに移った。米国は正式な要請手続きに入る構えだが、トランプ大統領は捜査に手心を加える用意があると示唆した。硬軟交え中国を揺さぶり、対立する通商協議で譲歩を迫る狙いだ。

 トランプ氏はロイター通信のインタビューで、通商や安全保障の重要性に触れつつ「国にとって良いのなら私はやる」と述べ、関連会社を通じた取引で対イラン経済制裁に違反したとされる孟容疑者の捜査に介入する考えを明確にした。

 この問題を中国の習近平国家主席と協議したかについては「私への電話はないが、(中国当局は)われわれと話している」と語った。(共同)