Thursday, December 13, 2018 9:22 AM

郵政、アフラックに出資へ 3000億円、米保険大手

 日本郵政が保険大手のアフラック・インコーポレーテッドに約3000億円出資する方針を固めたことが13日、分かった。2019年にも7〜8%の株式を取得する。4年後をめどに持ち分法適用会社とし、グループ化する。海外の保険大手と手を組み国内外での収益拡大を目指す。近く発表する。

 日本郵政は既にアフラックの日本子会社と業務提携しており、国内でアフラックのがん保険などを販売している。出資を機に新商品の共同開発なども進め、協力関係を強化するとみられる。アフラックには経営陣の派遣などは行わず、経営の独立性は維持するという。

 米アフラックには、一定期間にわたり同社の株式を保有すれば、約20%まで議決権が増える独自ルールがある。日本郵政はこのルールを適用し、4年後には追加出資をせずに米アフラックの筆頭株主となる見通しだ。(共同)