Friday, December 14, 2018 9:20 AM
パリ協定ルール一部先送り 主要項目で合意目指す
ポーランド・カトウィツェで開催中の国連気候変動枠組み条約第24回締約国会議(COP24)は14日までに、焦点のパリ協定の詳しい実施ルール作りを一部先送りすることを決めた。交渉が難航していることを踏まえ、2020年の協定開始に大きな影響を与えない部分を継続協議とし、主要項目に絞って合意を目指す。
会議は14日が最終日。議長を務めるポーランドのクリティカ環境副大臣は、これまでの議論を踏まえた約150ページに及ぶ議長案を各国に提示し、断続的に協議を続けた。しかし、主要項目の多くで意見の隔たりが残っており、交渉妥結を目指し会期を延長する構えだ。
先送りが決まったのは、温室効果ガスの排出削減目標の設定期間に関する項目。5年ごとに更新する案と、10年ごとにする案が検討されている。5年間の場合、大きな政策変更を伴う意欲的な目標を立てにくい一方、10年間だと不十分な目標が長く続くとの批判が出て、議論は平行線だった。(共同)
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