Wednesday, August 31, 2016 1:11 PM

入植者住宅建設を承認 イスラエル

 ロイター通信によると、イスラエル当局は31日、占領地ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地で新たに284戸の住宅建設を許可した。ほかに179戸が事後承認された。入植活動の拡大を懸念する国際社会やパレスチナが強く反発するのは必至だ。

 イスラエルによる入植活動を巡っては、国連高官が29日、停止を求める国際社会の声は無視されており、パレスチナとの和平実現に向けた障害になっていると指摘したばかり。フランス公共ラジオによると、米当局者は31日、「深く懸念している」と述べた。

 パレスチナは、東エルサレムを首都とし、ヨルダン川西岸とガザを領土とする国家樹立が目標。しかし、イスラエルは東エルサレムでのユダヤ人住宅建設や西岸での入植活動を続けている。(共同)