Tuesday, December 18, 2018 8:41 AM

BMWとダイムラーの新合弁、19年に設立へ

 BMWとダイムラーがカーシェアリングなどの移動サービス事業を統合する折半出資の新会社は、欧州委員会の承認を待って2019年初めに設立される見通しだ。米公正取引当局による審査はまだ続いている。

 オートモーティブ・ニュースによると、当初は18年内を目指した関係当局からの承認取得について、両社は10日までに「年内は無理」との見通しを示した。

 ダイムラーとBMWはこの3月、モビリティ・サービス事業を統合することで合意した。ライバル関係にある両社だが、成長が見込まれる移動サービスの分野では連携し、ウーバー・テクノロジーズなどに対抗する。配車サービス、駐車、EV充電およびマルチモーダル輸送も共通化する。

 カーシェア事業は、両社とも子会社を通じて展開している。BMWの「ドライブナウ(DriveNow)」は欧州中心、ダイムラーの「カー2ゴー(car2go)」は欧州や米国、中国で多くの利用者を抱える。統合後も当面は両社のブランドを維持するもよう。