Tuesday, January 08, 2019 9:33 AM

クルド民兵排除を提唱 トルコ大統領、米紙に寄稿

 トルコのエルドアン大統領は、トランプ大統領が表明したシリア駐留米軍の撤収後、トルコがテロ組織とみなす少数民族クルド人の民兵組織を排除する形で「シリア安定化部隊」を創設する計画を提唱した。ニューヨーク・タイムズ電子版が7日、エルドアン氏の寄稿を報じた。

 トルコメディアによるとエルドアン氏は、7日に同国入りしたボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と8日に協議する見通し。

 寄稿でエルドアン氏は、米軍撤収を歓迎しつつも「注意深く計画しなければならない」と強調。過激派を草の根から絶つ「包括的戦略」として「テロ組織と無関係な戦士」による安定化部隊を創設するほか、クルド人の民兵組織、人民防衛部隊(YPG)などを排除した形での地方選実施を「監視」すると表明した。(共同)