Thursday, January 10, 2019 9:33 AM

「国境の危機」発言に静観 メキシコ大統領

 メキシコのロペスオブラドール大統領は9日の記者会見で、トランプ大統領がメキシコ国境で「人道と安全の危機が増大している」と訴えた8日の演説について「政治や選挙に絡んだ米国の国内問題だ」と述べ、静観する姿勢を改めて強調した。

 ロペスオブラドール氏は米国で続く「国境の壁」建設費を巡る議会対立で、トランプ氏が「費用を認めなければ国境全体を閉鎖する」とけん制した際にも「米国の内政問題」との立場を示し、評価を避けた。(共同)