Thursday, September 01, 2016 10:07 AM

米2Q生産性確定値0.6%低下 単位労働コスト4.3%上昇

 米労働省が1日発表した4〜6月期の非農業部門の労働生産性の確定値(季節調整済み)は年率換算で前期比0.6%低下し、速報値から0.1ポイント下方修正された。市場予想と一致した。マイナスは3四半期連続。

 労働時間の伸びが生産の増加を上回り、生産性が低下した。前年同期比は速報値からの修正はなく、0.4%低下。2013年4〜6月期(0.6%低下)以来の大きな下落率だった。

 賃金の指標である単位労働コストは前期比4.3%上昇。速報値の2.0%上昇から上方修正され、市場予想の2.1%上昇を大きく上回った。プラスは2四半期ぶりで、2015年10〜12月期(5.7%上昇)以来の高水準。前年同期比では2.6%上昇した。(共同)