Wednesday, January 16, 2019 9:36 AM

アルコール検査せずに乗務 AIRDO機長ら「失念」

 AIRDO(エア・ドゥ)は16日、今月14日の札幌発中部行き130便ボーイング737に乗務した、いずれも男性の機長(42)と副操縦士(34)、訓練生(35)の計3人が乗務前の呼気アルコール検査をしなかったと発表した。飛行中に地上スタッフに連絡。到着後の検査でアルコールは出ず、3人はさらに同日、中部と函館を往復した便に予定通り乗務した。「失念していた」と説明しているという。

 同社では航空各社で相次いだパイロットの飲酒不祥事を踏まえ、昨年12月から全てのパイロットを対象にした機器検査を始めたばかりで「検査の習慣が定着していなかった」と謝罪。乗務を続けさせたことも「飲酒状況を客観的に調べるまで、乗務停止などの対応を取るべきだった」とした。

 同社によると、130便は14日午前8時25分ごろに出発し午前10時15分ごろ到着。検査するとともに、前日の飲酒状況を3人から聞き取った。(共同)