Wednesday, January 16, 2019 9:37 AM

訪日消費4兆5000億円 18年、過去最高を更新

 観光庁は16日、2018年に日本を訪れた外国人旅行者の消費額は推計4兆5064億円(速報値)で、過去最高を更新したと発表した。訪日客数が初めて3000万人を超えたことを反映した。ただ、1人当たりの消費額は前年比0・9%減の15万2594円にとどまった。

 政府は東京五輪・パラリンピックが開かれる20年に訪日客4000万人、消費額8兆円とする目標を掲げており、達成を目指して消費額の底上げに取り組む。

 推計は、18年から精度を高めるためクルーズ船客に関する計算方法などを変更しており、従来通り算出した場合は4兆8000億円で、17年の4兆4162億円(確定値)に比べて8.7%増。1人当たりの額は計算方法を変えておらず、17年は15万3921円だった。(共同)