Wednesday, January 16, 2019 9:38 AM

ロヒンギャ問題が焦点 ASEAN外相会議

 東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議の主要日程が16日、タイ北部チェンマイで始まった。ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャを巡る問題の解決に向けた対応や、一部加盟国と中国が領有権を争う南シナ海問題で、どこまで突っ込んだ議論が行われるかが焦点だ。

 タイが議長国を務める2019年の初の本格的な会合。16、17両日は事務レベル協議を実施。各国外相は17日の夕食会や18日の外相会議で、協議や意見交換を行う。

 ASEANは内政不干渉が原則だが、イスラム教徒の多い国々では、ロヒンギャ問題はミャンマーの内政問題ではなく、宗教間の対立と受け止められている。問題が長引けばASEAN全体にも影響が出ると懸念され、加盟国の間では、ミャンマーに配慮しながらも、ASEANとして解決すべき問題だとの認識になりつつある。(共同)