Wednesday, January 16, 2019 9:39 AM

米下院、白人至上主義非難 共和党議員の発言問題視

 米下院本会議は15日、白人至上主義は「米国の価値観に反する」と非難する決議を圧倒的な賛成多数で採択した。共和党のキング下院議員の白人至上主義に関する発言を問題視する民主党議員が決議案を提出し、共和党からも賛成が相次いだ。

 この日は黒人の地位向上を目指す公民権運動を指導したキング牧師の生誕90周年に当たり、決議はキング牧師が「白人至上主義者が唱道する国家主義は、排外主義や孤立主義に陥ると非難していた」と強調した。

 キング議員はニューヨーク・タイムズ紙が10日報じたインタビューで「白人国家主義、白人至上主義、西洋文明。どうしてその言葉が不快になったのか」と発言。差別的と非難が高まり、辞任を求める声も出ている。(共同)