Thursday, January 17, 2019 9:20 AM

NHL目指し「2軍昇格」 アイスホッケー男子の平野

 アイスホッケー男子の世界最高峰、NHLを目指す23歳のFW平野裕志朗が13日にペンシルベニア州ウィルクスバリのリンクを本拠とするAHLのペンギンズと契約した。今季前半は「3軍」にあたるECHLのネイラーズで32試合に出て8ゴール、17アシスト。奮闘が評価されての「2軍昇格」に「一つの扉が開いただけ」と浮かれず、新天地でのシーズン後半戦をにらんだ。

 過去にNHLでプレーした日本人はGK福藤豊のみ。北海道・白樺学園高出の平野は3季前に米国のジュニアリーグでプレーし、指名されなかったもののNHLドラフトの候補に挙がったこともある。2017年11月にアジア・リーグのフリーブレイズを退団し、スウェーデンを経て今季は米国へ。5日にはECHLで2得点。「日の丸の意地というか、できるんだぞ、というのを見せていく」と語っていた。

 今季、NHLのオイラーズでは173センチ、69キロと小柄な20歳、カイラー・ヤマモトが初ゴールを挙げた。185センチ、100キロの平野は「刺激になる。日系人にできて日本人にはまだできていないのが悔しい。自分も貪欲に」と闘志を燃やす。(共同)