Thursday, January 17, 2019 9:24 AM

米の秘密窃盗捜査に懸念 華為巡り中国外務省

 米連邦検察が中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)を米企業の秘密を盗んだ疑いで捜査しているとの報道について、中国外務省の華春瑩副報道局長は17日の記者会見で「懸念」を表明した。

 米紙報道によると、ファーウェイには通信大手TモバイルUSがスマートフォンの品質検査に活用していたロボット技術などを盗んだ疑いがあるとされる。だが華氏はこの問題は既に米国で民事訴訟になり、解決済みだと強調。「民事案件を拡大し、政治問題化するのであれば法治精神に反する」と米側をけん制した。

 ロボット技術を巡り、Tモバイルはファーウェイを提訴。裁判では2017年にファーウェイ側の不正が認定され、Tモバイルが勝訴した。(共同)