Thursday, January 17, 2019 9:25 AM

承継の儀、成年男性に限定 新天皇即位、前例踏襲

 政府は17日、皇位継承に伴う一連の儀式の詳細を検討する「式典委員会」(委員長・安倍晋三首相)の第3回会合を官邸で開いた。新天皇が三種の神器の一部などを引き継ぐ「剣璽等承継の儀」の参列者は前例を踏襲する次第概要を決めた。皇族は成年男性に限定し、女性皇族や秋篠宮家の長男悠仁さま(12)は参加されない。天皇陛下が退位前に最後の言葉を述べられる「退位礼正殿の儀」は4月30日午後5時から10分間行われる。

 平成の代替わりの際の剣璽等承継の儀では、皇族だけでなく全体でも女性の出席者はいなかった。今回は片山さつき地方創生担当相が憲政史上初の女性参列者となる見込みだ。

 首相は式典委で「引き続き各式典がつつがなく整然と行われるよう精力的に検討を進めていく」と述べた。(共同)