Friday, January 18, 2019 9:37 AM

流れ星衛星打ち上げ成功 イプシロンロケット4号機

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日午前、小型ロケット「イプシロン」4号機を鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げ、人工的に流れ星を発生させる衛星など、搭載していた全7基の衛星を予定の軌道に投入した。イプシロンは2013年の初号機打ち上げから4回連続の成功。

 流れ星衛星は東京都の宇宙ベンチャー「ALE(エール)」が開発した。高度390キロの軌道を周回する衛星から特殊な金属粒5〜20個を放出して、60〜80キロの上空で燃焼させ、流れ星のように発光させる。イベントなどでの利用を見込む。

 宇宙開発への民間参入を促す宇宙活動法が昨年11月に施行されて初めての打ち上げ。製作費が安く開発期間が短い小型衛星打ち上げへの需要が国内外で高まっており、JAXAは小型衛星の打ち上げに特化したイプシロンによる受注増を狙う。(共同)