Tuesday, January 22, 2019 9:46 AM

世界1位の座も近づく 大坂、粘り強さが光る

 大坂は女子シングルスの日本勢で1994年大会4強の伊達公子以来25年ぶりの準決勝進出を目指す。23日に全豪初の準々決勝で昨季のWTAファイナル女王のスビトリナに勝てば、四大大会2連勝とともに日本勢初の世界ランキング1位の座にもさらに近づく。対戦成績で2勝3敗とリードを許すが、3年前の全豪では2回戦で勝っており「お互い当時は若かった。また違った戦いになる」と気を引き締める。

 昨季までは見られなかった粘り強さが光る。3、4回戦ではともに第1セットを失ったが、武器の強打一辺倒にならず、ドロップショットなども交えて打開を図る姿勢をのぞかせた。日本テニス協会で大坂を担当する吉川真司コーチが「プレーの幅が広がって、試合の中で修正を試みる手段が増えた」と言う。

 22日に行われた練習ではフォア、バックともに威力のあるショットを打ち込み、好調をキープ。サーシャ・バイン・コーチが「試合をこなすごとに自信がついてきている。難しい試合になるだろうが、しっかりと戦えるだろう」と太鼓判を押した。(共同)