Tuesday, January 22, 2019 9:47 AM

初の実務協議、一定前進か 首脳再会談へ調整加速

 スウェーデンで核問題を巡る実務協議を終えた米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表と北朝鮮の崔善姫外務次官は22日、ストックホルムから帰国の途に就くとみられ、トランプ大統領と金正恩朝鮮労働党委員長の再会談に向けた調整を加速させる。交渉筋からは一定の進展を示唆する発言も出たが、注目された再会談の日程発表には至っていない。

 21日に終了した協議の結果について両政府とも公式発表をしておらず、2月末の開催を目指す首脳再会談につながる成果があったかどうかは不明。だが、ビーガン氏、崔氏は報道陣の取材に応じなかったものの、表情は明るく、韓国紙の中央日報は「うまくいった。(協議は)22日までの予定だったが、結果が良かったから早く終わった」との交渉筋の話を伝えた。

 北朝鮮側はビーガン、崔両氏による実務レベルの協議開催に応じてこなかったが、金英哲党副委員長が今月17〜19日に訪米した直後に態度を軟化させた形。ビーガン、崔両氏はストックホルム郊外の会議施設で3日間協議した。聯合ニュースによると計5食を共にし、夕食では酒も出された。(共同)